美紀ちゃんのお話の続き・・(2)
これを読まれる方・・ぜひ先に(頑張る美紀ちゃん)を読んでください。→
これは、後編です。前編から読んで頂きたいです。↓
HPが出来上がったら、
美紀ちゃんの事をいっぱい書いて、どんなに頑張っているか・・
どんなにやさしい心を持っているか・・人のために役に立つ者として歩いている私のお手本に
どれほど勉強になっているか・・いっぱい ここでお伝えしたいと思っていましが・・
なかなかHPが思うように出来上がらず・・
HPが出来る前に、こうしてブログを先につくりだし・・順番にご挨拶からはじめ、
少しづついろんなことを書き始めた矢先の出来事に・・
そのために、先日、急いで美紀ちゃんの事を書かせていただきました。
頑張っている美紀ちゃんのお話を書いて、すぐにこうしてお話を書かねばならなことをお許し下さい・・
私は、この一週間(後藤寺不動院の癒しの部屋ブログ)で楽しい事が書けませんでした。
8月のお盆の嬉しい出会いから4ヶ月・・・
美紀ちゃんに会いたいなぁ・・今度は私が会いにいかねば・・と思いながらも、仕事に追われた毎日・・突然の悲報・・・・
11月22日の出来事です。
その日、私はお堂でカラーセラピーのご相談を受け、照蓮はお祓いに出かけていました。
ちょうど、セラピーが終わり、照蓮が帰ってきたのですが、顔色が変わっていて・・
道路に悲報をしらせる美紀ちゃんの名前がありました・・と。
ほんとにそうなの・・?
私は、あわてて美紀ちゃんのお家に電話をしてみましたが、でません。
とにかく行ってみる!と・・・・
後で聞いたお話では、お母さんは、お堂に連絡をする用意をしていたそうですが・・
混乱のなか、お堂に悲報は届いていませんでした。
美紀ちゃんは11月20日に静かに眠るように永眠なさったそうです・・
しかし、ご縁があるというのは不思議なもので・・
お不動様がお知らせくださったのか・・美紀ちゃんが私を呼んだのか・・
その日、照蓮はいつもは通らない道を通り、偶然に知ることが出来たのです・・
ほんとにそうなの?何度も心で思い・・まちがいであってほしい・・と思いながら車を走らせ、
斎場に行き・・係りの人に尋ね、(急いでください・・お焼香が終わります)と言われても、
信じられない思いで足を進めていった時、お母さんの姿を見つけ、
(あぁ・・まちがいではないんだ・・)と・・
お母さんは、私の姿を見たときに
(先生!来てくれてありがとう!美紀が喜んでます!ありがとうございます!)・・と、
・・つらい悲しみをまさに今乗り越えようとしているお母さんの声でした・・。
お焼香は、私のたどり着くのを待っていたように・・美紀ちゃんが私を待っていたように・・
私が最後でした。(美紀ちゃん、待っててくれたんだね、お不動様のお導きだね)・・
心の中でそう会話をしました。
その後は、ご家族の方々と一緒に美紀ちゃんとのお別れをさせていただきました。
美紀ちゃんはとても清らかなお顔でした。綺麗でしたよ。。お観音様のようなお顔でした。
大勢の方々に見送られ、旅立ちました・・。
美紀ちゃんは自分の与えられた生涯を立派に生きぬきました!
苦しみ悩んだことも何度もあったでしょう。。。
けれども私の出会った美紀ちゃんは、自分の障害を受け入れ、辛い思いを乗り越え、
生涯を笑顔で生きぬきました。 とても、誉めてさしあげたい!
そして美紀ちゃんを支え続けたお母さん、ご家族の方も誉めてさしあげたい!
あなた方の愛情があったからこそ、美紀ちゃんもがんばれたのです。
私は美紀ちゃんに
(よ~く頑張ったね!いろんな事を教えてくれてありがとう!
これからは手も足も自由に動かして、とんでまわれるね!)と・・最後の言葉をかけました。
お母さんと美紀ちゃんの生き方は、いつもお堂でも信者さんにお話をして、
ちいさな悩みで落ち込んでる方には
「くよくよしない!生きてるんだから、いろいろあるよ・・
でも動きたくても動けない人も、頑張って試練を乗り越えながら生きているんだよ!
あなたには手も足も動く体を頂いてるじゃないの・・それにまず感謝しましょうよ、ね!」と、
いつもお話していました。
旅立った美紀ちゃんにしてあげられることは、次の世界へまっすぐにいけるように、
ご供養をとどけるしかないのです。
お堂では28日のお不動様のおまつりの日まで ご供養をさせていただきました。
24日のお地蔵様のおまつりの日にも美紀ちゃんの事を伝え、信者さんたちも涙を流してくださいました。
28日では、24日に聞いた方たちも、また初めて聞いた方たちも涙を流してくださいました。
私の法話は涙ながらの法話になっていましたが、この家族愛、思いやり、
自分が辛くても笑顔をたやさない、このご家族の生き方を信者さんに学んでいただきたかったのです。
きっとご信者さんの心のなかにも美紀ちゃんの生き方が刻みこまれていると思います。
28日のご供養のおわりに、姿の見えない美紀ちゃんが
私の体を通して(せんせい・・ありがとうございました・・)と伝えてくれました・・
私の頬は次々に溢れ出るなみだでいっぱいでした。
美紀ちゃんのなみだでした。けれど悲しみのなみだではありませんでした。
美紀ちゃんの言葉は信者さんが皆、聞いていました。
私は、この言葉を お母さんに聞かせてあげたかったです・・
時々話してくれたお母さんのお話のなかで・・心に残っていること、いっぱいありますが
(美紀は自分の顔に虫が這っていても、蚊がさしていても自分ではらえないんです)
(普通に息をして、普通にご飯を食べて、普通に排泄をして・・
なんでもあたりまえのことのように思いますが、これは美紀をみてて、そんなあたりまえのことの
ひとつひとつが奇跡なんだと知りました)
お母さんは
(美紀から教えられたことが、いっぱいあります!
美紀が自分の体が不自由になったときからいっぱい教えられました。
これからは美紀の分まで頑張って、私たちが頂いた多くの愛を、今度は私が皆様のお役にたてるように 目には映らないけど美紀ちゃんと一緒にご恩返しがしたい・・)と、・・後日におまいりに伺ったときにお話されていました。
私も美紀ちゃんとお母さんの助け合っていく生き方をわすれられません。。。
生涯、彼女の一生懸命生きぬいた道をお手本にして・・
これからも捨我奉仕の心を持ちつづけ、少しでも人の役にたつ生き方をしていこうと思います。
これは私が、勝手に美紀ちゃんと心の約束をしたのです。
美紀ちゃん!見ててね!私も美紀ちゃんのようにお役目が終わるまで一生懸命頑張って生きるからね!
私にとっては、まだまだ書き足りないことがいっぱいですが・・
長い長いお話を最後まで読んで頂いた方・・ありがとうございました。
美紀ちゃんのお話を心の片隅においていただければ・・とても嬉しく思います。
そして健康な方・・ 意のままに動いてくれるご自分の体に感謝してくださいね・・・・合掌
<先達からのお知らせブログより>
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ボランティア活動 ☆キボウのカケラ http://www.kddi.com/corporate/torikumi/kibou/